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近視の進行を抑える点眼薬

近視抑制治療について

対象となる方
●12才以下の学童 (=近視の進行が著しい時期)
●中等度(-6D)以下の近視の方
●3ヶ月毎の定期通院が可能な方

0.025%アトロピン点眼液(リジュセアミニ)を1日1滴就寝前点眼します。

本治療は、近視の進行を抑えることを目的としています。ただし、完全に近視の進行を止めることはできません。また、この治療は視力を回復させるものではありませんので、その点をご理解ください。近視の程度に応じて眼鏡等での視力矯正が別途必要となります。

※リジュセアミニ点眼液は、参天製薬とシンガポールアイリサーチインスティテュート(眼科領域および視力研究を目的としたシンガポールの国立研究所)により共同開発されました。今まで子どもの近視の進行を抑制する点眼として、マイオピン0.01%と0.025%が国内では流通していましたが、参天製薬が開発したリジュセアミニ点眼液はアトロピン濃度が高い0.025%を採用しています。3年間の治験では近視進行抑制効果が持続することが確認されています。

 

リジュセアミニの特徴

●就寝前に点眼します。そのため日中の光のまぶしさに影響を及ぼしにくくサングラスもほぼ不要です。
●目の遠近調節機能(手元を見る作業)や近見視力に殆ど影響を与えません。
●毎日就寝前に1滴点眼するだけの、非常に簡単な治療法になります。
●リジュセアミニ点眼液は1回分ずつの使い捨てパッケージにすることで、防腐剤を入れなくても長期保存が可能です。

処方の流れ

1:適応検査【保険診療】
お子様の視力・目の状態などを検査・診断
リジュセアミニについて治療の内容を詳しく院長より説明いたします。

2:治療開始日のご予約
適応となれば、リジュセアミニ治療に同意後、次回来院日をご予約いただきます
3:治療開始【自費診療】
検査・診断後、リジュセアミニ1箱(30パッケージ)を処方いたします
4:定期検診【自費診療】
約1ヶ月後にご来院いただき、検査・診断後、リジュセアミニ3箱(約3ヶ月分)を処方いたします。
その後、3ヶ月毎に検査・診断・リジュセアミニ処方を行います。

 

リジュセアミニ点眼の治療を御希望・御相談の方へ

◎リジュセアミニ治療は完全予約制となっております。
  院長診察日の予約になります。
お電話で予約を受け付けております。
(現在、土曜日のみインターネットからもご予約いただけます。)
  

◎リジュセアミニ治療は自費診療となりますので、保険診療と同日ではお受けしておりません

リジュセアミニの治療費用(すべて税込価格)

初回検診
検査・診断費用 1,694円

+リジュセアミニ0.025% 1箱(30日分)4,380円

3ヶ月毎の定期検診
検査・診断費用 1,694円

+リジュセアミニ0.025% 3箱(90日分)13,140円

※初回1ヶ月ご使用の診察検査後、3ヶ月毎の診察検査・処方となりますが、状況により変更する場合もございます。

 

近視進行抑制治療の目的

近視は子どものときほど速く進む可能性があります。早い段階からできるだけ近視が強くなるのを避けることで、将来の見え方を守り、目の病気になる可能性を低下させることが治療の目的です。

近視の進行を抑制することが大切な理由

子供の近視は、主に眼球の奥行き(眼軸長)が伸びてしまうことで、ピントが網膜の手前で合ってしまう状態です。
眼球は体が成長する時期に伸びることが多く、低年齢の頃に速く伸びる可能性があります。
そして、一度伸びてしまった眼軸長は元に戻りません。
眼球が通常より大きく伸びてしまう「強度近視」になると重篤な眼疾患を発症するリスクが、正視の人に比べて何倍にも跳ね上がります。

そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。
低濃度アトロピン(リジュセアミニ)には眼軸長を伸展させる働きに関連するムスカリン受容体をブロックする効能があると言われています

リジュセアミニ点眼が選ばれる理由とは?

リジュセアミニ(超低濃度アトロピン)点眼は、近視の進行スピードを効果的に抑えると同時に従来のアトロピン1%と比べ、副作用がほぼ起こらないお薬です。

アトロピン1%点眼による近視抑制は1960年からすでに効果が立証されており、近視治療に使用されており、これまで報告された方法の中で最も抑制効果が強いと言われております。
しかし、アトロピン1%は、瞳孔が開きっぱなしになることによる眩しさや不快感、目の遠近調節機能の低下、近くの物がぼやける というような副作用を起こします。

 

よくあるご質問

点眼をどれくらいの期間すると効果がありますか?
この治療は、効果を維持するために長期間継続することが基本となります。
眼の成長が止まり、近視の進行が自然に緩やかになる年齢まで続けるのが一つの目安です。
急に点眼をやめてしまうと、それまで抑えられていた近視の進行が急に進む「リバウンド」が起こる可能性も指摘されています。治療の終了時期については、お子さんの眼の状態を見ながら、医師が慎重に判断します。
近視が強い場合は効果はないのですか?
両親が強い近視で、進行が早い場合や遺伝的要因が強い場合には効果が期待できない可能性があります。
近視の進行予防にはこのマイオピン点眼治療しかないのですか?
進行予防法としては、このマイオピン点眼(低濃度アトロピン点眼)の他に、累進多焦点眼鏡等の装用とオルソケラトロジー(Ortho-k)というものがありますが、どちらも自費であり、レンズをその方に合うように調節するために何度も通院が必要になり、どちらもかなり高価な治療となります。さらにオルソケラトロジーでは、夜間のコンタクトレンズによる治療のために感染が問題視されています。他の治療よりも安価で、感染という面でもこの点眼治療はオススメできます。進行を遅らす度合いも他の治療と変わらないと言われております。
治療を中止すると元に戻ったりしますか?
どの進行予防法もそうですが、やはり2年で点眼を中止した状態で1年間経過をみるとわずかにリバウンドがあったという結果がありますが、再び点眼を開始するとある程度の効果が期待できると言われています。
この点眼はどのように働くのですか?
作用機序は詳しくわかっておりませんが、考えられている機序を簡潔に言うと、眼軸が長くなる(=眼球が前後に伸びる)ことが近視の大きな原因の一つです。この点眼は、眼軸を伸ばそうという信号の伝達を抑えることにより近視進行抑制効果があると言われています。
リジュセアミニ点眼は安全ですか?
リジュセアは、安全面に配慮して非常に低い濃度(0.025%)に調整されたアトロピンを使用しているため、副作用は極めて少ないのが特徴です。
本来、高濃度のアトロピンには、瞳孔を開く作用による「眩しさ」や、ピント調節機能が低下することによる「近くの見えにくさ」といった副作用があります。
しかし、リジュセアミニは濃度が非常に低いため、そうした副作用が起こる頻度は高くなく、日常生活に支障がでることは少ないです。
治療中は定期的に検診を行い、目の状態をしっかり確認しながら進めていきます。その他以下のことが報告されています。
・アレルギー性結膜炎 及び 皮膚炎の報告はありません。
・眼圧に影響を与えません。
・白内障を形成するとの報告はありません。
・点眼終了後も目の遠近調節機能の低下、瞳孔がひらいてもどらない報告はありません。
・電気生理学上、網膜機能に影響を与えるという報告はありません
13歳以上であったり近視が強いとこの治療は受けられないのでしょうか?
近視の進行が著しい年齢が6歳から12歳ということであり、それ以降の年齢に効果がないとは報告されておりません。本人様や家族の方の希望があればもちろん治療は可能です。

TEL 089-993-7726 診療時間 10:00〜13:00・14:00〜18:00
受付は午前は12:30まで、午後は17:30まで
(状況により受付時間が変更になる場合もございます。)


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